鵠沼海岸で活動している一般参加型ビーチバレー大会FOVAでの成績などを載せていきます
by mbvbeach
メイド・イン・カッシーナ展 2009.4.24FRi.-6.7SUN. 森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52F
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
多くの敗戦の上に勝利がある ビーチバレー
Live Doorスポーツの小崎仁久さんという方が書いた記事。

今回,私はプレス担当を外してもらったのでお会いしていないが,
面白い記事なので載せてみます。

タイトル 『多くの敗戦の上に勝利がある』

スポーツの勝者は1人である。100人いれば99人は敗者になる。
アスリートは競技人生のほとんどを「敗戦」と付き合う。
「敗戦」を分析し、「敗戦」から何を学ぶかは、彼らの大きな仕事である。

ビーチバレー国内ツアー第2戦、大日本印章オープン最終日。
様々なチームの会見からも、彼らの仕事の一端が垣間見えた。

「チョーむかつく!マジでむかつく!」3位決定戦を圧勝した
井上真弥(28)・長谷川徳海(25)組のインタビューは、こんな言葉で始まった。
むかついているのは、いま終わった試合ではない。負けた昨日の話である。

15日の準決勝。
アジア大会代表に選ばれ、成長著しい井上・長谷川の対戦相手は、
身長176cmながらスピードと経験でビーチ界に地位を築いている
西村晃一(36・WINDS)・技巧派ブロッカー仲矢靖央(30・WINDS)組。

「何か仕掛けてくると思っていた」と話す井上の予想通り、老獪な西村は、
身長が10cmも高い仲矢に代わってブロックに跳び、
相手をナメたようなスカイサーブ(天井サーブ)を何度も見せた。

「イライラしてきてマズイと感じた」(長谷川)気持ちが揺れリズムの狂った若手ペアは第1セットを落とす。
第2セットを取るものの、大会を通し会場が最も盛り上がったファイナルセットは、
西村晃一オンステージの引き立て役となってしまった。

「まだまだ甘かった。いい勉強になった」(井上)
「気持ちもプレイもぶれたのは精神的に弱いから」(長谷川)と話す2人は、この負けを早くも糧にしている。

井上は「逆にゲームを通して平常心でバレーができれば負けることはない。
それが(シーズンの)早い段階でわかった」と話し、
長谷川は「(西村組のように)相手に考えさせる、変化をつけるプレイができれば、
僕らはもっと勝てる」と語った。

女子決勝に負けた浦田聖子(29)・西堀健実(28・フリー)組。浦田は敗因をこう分析している。
「点数を取りにいけなかった。作戦、考えが点数につながらなかった」西堀も同様に
「相手に大きくリードされることはなかったが、先手で仕掛けることができなかった」と話す。

優勝した田中姿子(34・エコ計画)・溝江明香(19・産業能率大)組とは、
2日前の予選リーグで対戦し、1-2で負けている。
決勝は、その「敗戦」を浦田・西堀がどう生かすかが注目された。

「いろいろ試した」(浦田)第1セットは、サーブで田中を狙った。
2人で行うビーチバレーでは、レシーブした選手が必然的にスパイクを打つことになる。
つまりスピードがあり経験豊かな田中のスパイクを、ブロッカーの西堀が止める作戦に出たのである。
予選リーグでは終始、若い溝江を狙い、セットも取ったのだが、敢えてそれをしなかった。

多くを語らなかったが、溝江を崩せることは前戦で分かり、
西堀の好調なブロックで田中を止められれば、勝機があると考えたのだろう。
しかし前戦、7本飛び出したブロックポイントは田中のテクニックの前に1本。
セットを落としてしまう。

「最初の考えに戻した」(浦田)第2セット。サーブを溝江に集め崩しにかかる。
コートの外へ追い出すようなサーブも効果があり、田中・溝江にミスが出始める。
終盤までリードするが、肝心のブロックは、溝江のフェイントを多用したスパイクにかわされ1本も出ない。
見た目にも余裕のなくなってきた浦田・西堀は、最後に5連続ポイントで逆転され試合を落とした。

「自分のやるべきことができなかった」と話す西堀に対し、浦田は、遠回しな表現で策に溺れたことを語った。
「バレーは相手コートにどれだけボールを落とせるか。
(負けは)向こうが私たちのコートに多く落とした結果」シンプルに自分たちのバレーをしていれば
どうだったのか。苦悩する2人に笑顔はなかった。

女子3位決定戦に勝った尾崎睦(25・湘南ベルマーレ)・金田洋世(24・上越マリンブリーズ)組も、
あっさり負けた予選の試合を振り返り「2人の気持ちがむき出しになった。
気持ちがかみ合えばいいゲームできるのだが…少しのことで崩れるし、
少しのことで良くなることが今大会でわかった」と話した。

予選を突破できず最終日まで残れなかった、浅尾美和(24)・草野歩(24)組(エスワン)も敗戦後、
砂浜に車座になり1時間以上も「敗戦」について話していた。
その後の会見では、試合、練習に対する意識を見直し、練習場所も変えると宣言した。

多くの敗戦の上に勝利がある。
負けた選手の言葉から、あらためてそれを実感した1日だった。

(取材・文=小崎仁久)

あの試合の状況が鮮明に蘇る文章です。
そして,各選手の試合中の考え方や気持ちが良くわかります。

2日目の最終試合,観客は勿論,プレスも殆ど残っていませんでした。

とてもプロツアーとは思えない様なプレーやチームが少なからずある中,
あの準決勝だけは,ビーチバレーの本当の面白さ,凄さ,選手の駆け引きを
感じられた素晴らしい試合でした。

「大会を通し会場が最も盛り上がったファイナルセット」

全ての試合を観なければ書けない文章です。

人気選手に頼っていたら,いずれその人気は衰退してしまう。
本当のファンを増やすには,こういうお金を払ってでも観たいと思わせる試合を
1人でも多くの皆さんに観ていただく事が重要だと私は考えます。

こういう文章を書いて頂ける事はとても嬉しい。

印象に残ったので載せてみました。
[PR]
by mbvbeach | 2010-05-18 17:29 | ビーチバレー
<< 第2回 FOVAオープン開催!! ファイテンJBVツアー男子 >>